卑怯なコウモリの箱 
箱はしっかりしてておしゃれ。
ゲーム名:卑怯なコウモリ
メーカー:オインクゲームズ
デザイナー:新澤大樹
プレイ人数:4〜7人
プレイ時間:10分
箱のサイズ:11cm×6.5cm×2cm
プレイスペース:60cm×60cm(目安)


ゲームマーケット大阪で買った一品です。
ごきぶりポーカーっぽいような?

1.ゲーム概要
このゲームはイソップ童話「卑怯なコウモリ」をモチーフにしたゲームです。

むかし、鳥と獣が争っていましたが、
コウモリは両方の陣営にいい顔をして取り入ろうとします。
やがてコウモリが両方に内通していることがバレ、
両方の陣営に追われ、コウモリは洞窟で寂しく暮らします。

ゲームには鳥と獣とコウモリのカードがあります。
このカードを出していき、条件に合えば勝ち。
全ラウンド終了後に勝ち数が一番多い人が勝者となります。

2.ゲーム進行
スタートプレイヤーから順に手札からカードを1枚出していきます。
出し方は2通り。
・裏向きに出す
裏向きにカードを出す際に、鳥か獣と宣言します。
宣言は嘘でも本当でも構いません。

・表向きに出す
まんまそのとおりです。
意味が無いように見えますが、そうでもないです。

全員がカードを出し終えたら、カードを表向きにして、
勝敗の判定をします。

最初にコウモリがいないケースから。
鳥と獣の多数決で勝負します。
多い陣営が勝ちます。
同数の場合は引き分けです。

コウモリがいる場合は判定が複雑になります。
鳥と獣の数が同数でない場合は、
多い陣営とコウモリが勝ちます。
鳥と獣が同数の場合は、
鳥と獣両方が勝ちます。
鳥か獣片方しかいない場合は、
片方しかいない陣営が勝ちます。

手札が無くなったら、ゲーム終了です。

3.プレイの感想
もやっとしたゲームです。
適当にカードを出しても勝ちますし、
真剣にカードを出しても負けます。
5人で遊んだ関係もあるでしょうが、コウモリの勝率が低く、
コウモリが手札に多いとかなり不利です。

でも、気軽に多人数でブラフを織り交ぜて遊べるのは、いいと思います。
ゲームとしては「ごきぶりポーカー」に似ていますが、
必ずしも勝敗を左右するとは限らないのでブラフをかけやすいです。
コウモリで勝ちに行こうとしたら一人を除いてコウモリだったりと、
小さな嘘の積み重ねが面白いところですね。


ボードゲーム紹介に戻る