グレンモア 
羊の絵に風情があります。
ゲーム名:グレンモア
メーカー:Ravensburger
デザイナー:Matthias Cramer
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:75分
箱のサイズ:19cm×27.5cm×5.5cm
プレイスペース:80cm×80cm(目安)


タイルを置くタイプのゲームを探した時に、
「カルカソンヌ」ではありきたりだと思い、
「グレンモア」に白羽の矢が立ちました。


1.ゲーム概要
ここはスコットランド。
あなたはスコットランドに住む一族の長となり、
土地を開拓していきます。
うまく開拓して一族を発展させることができるか。

ゲームの目的は、土地をうまく開拓して、
最も多くの勝利点を稼ぐことです。

ボード上に土地のパーツとなるタイルが置かれます。
タイルを取って自分の場のタイルとつなげていくことで様々な恩恵があり、
恩恵を有効に使って勝利を目指します。
「グレンモア」では、タイルを取りすぎたプレイヤーは失点となるため、
土地を開拓する計画性も重要です。

グレンモア
写真の奥にあるのが、タイルを取るためのボード。
手前の見切れているのが、自分の場となります。

2.ゲーム進行
まずは、初期配置用のタイルをもらい、その上に一族コマを置きます。

手番にできることはただ1つ。
ボードからタイルを1つ取ってきて、自分のタイルにつなげます。
タイルをつなげるときに以下のポイントがあります。
・つなげるときのルールを守る
・必要なら資源を払う
・タイルの効果を発動させる

・つなげるときのルールを守る
タイルには、道や川が通っているものもあります。
隣接しているタイル同士は道や川はつながっている必要があります。
また、タイルをつなげるとき、縦横斜めの隣接したタイル上に
一族コマがある必要があります。
一族コマはつなげた時にもらえるタイルがあります。

・必要なら資源を払う
一部のタイルはつなげるときに資源が必要です。
資源はタイルの効果で算出します。
資源の種類は、木、石、麦、牛、羊の5種類です。

・タイルの効果を発動させる
タイルを置いたときに、自身のタイルを含め、
縦横斜めの隣接したタイルの効果が発動します。
効果としては以下のようなものがあります。
1.資源を算出する
2.一族コマを移動させる
3.麦をウイスキーにする
4.資源を勝利点に変換する

タイルの中には特別な地というものがあります。
特別な地とはスコットランド地方に実在する土地や建物です。
特殊な効果があったり、勝利点の源になったりします。


「グレンモア」では、手番の順番が特殊なため、説明しておきます。
ボード上にはタイルとプレイヤー用のコマを置くスペースがあり、
リング状に置いていきます。
タイルを取るためにコマを前に進めていくわけですが、
進行方向に対し一番後ろにいるコマのプレイヤーに手番が回ります。
状況によっては、連続して手番が回ってくることもありますし、
前に進みすぎてしばらく回ってこないなんてこともあります。
なので、手番の順番と取りたいタイルを考えることも大事です。


ゲームは3つのラウンドに分かれています。
タイルをある程度取っていくとラウンドが終了します。
この時に、勝利点の集計があり、複数の要因で勝利点が増減します。
3つ目のラウンドが終わったらゲーム終了です。

3.プレイの感想
勝利点を稼ぐ上で、複数の方法があり、
どうやって伸ばしていくのか考えるのが楽しいゲームです。
タイルが出てくる順番は運が絡むので、
遊ぶたびに異なる展開になりやすいと思います。

タイルを取り過ぎると失点になるため、
効率よく土地を開拓していくことを目指します。
同時に効果を発動させると便利な組み合わせを作れると快感です。
道がうまくつながらなかったりしてなかなかうまくいかないのですが。
タイルをどこに置くかを考えるのはパズルゲーム的です。

たまにはウイスキーを量産したり、城を建てまくったりしてみましょう。


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