チケットトゥライド ヨーロッパの箱 
チケット・トゥ・ライドの外箱。案外でかい。
ゲーム名:チケットトゥライド ヨーロッパ
メーカー:Days of Wonder
デザイナー:Alan R.Moon
プレイ人数:2〜5人
プレイ時間:60分
箱のサイズ:30cm×30cm×7cm
プレイスペース:1m×1m(目安)


ボードゲームという大枠の中では初めて買ったゲームは「ドミニオン」ですが、
ボードを使うゲームでは「チケットトゥライド ヨーロッパ」が最初です。

1.ゲーム概要
時代は20世紀初頭。
鉄道を使ってヨーロッパ各地を旅行しよう。
といったイントロダクションがマニュアルに書いてありますが、
平たく言えば都市間を列車でつなぐゲームです。

都市間をつなぐと得点が入ります。
各プレイヤーは特定の都市間をつなぐ目的を持っており、
これを達成できると得点が加算されます。
達成できなければペナルティとなり得点が減ります。
得点の合計点を競います。

「チケットトゥライド ヨーロッパ」はシリーズの2作目にあたり、
マップがアメリカからヨーロッパに変わり、
新要素"フェリー"、"トンネル"、"駅"が加わりました。

チケットトゥライド ヨーロッパのボード
ボードの一部。イギリスに行くにはフェリーを使う必要がある。
2.ゲーム進行
はじめに、各プレイヤーは列車カードと目的地カードを受け取ります。
目的地カードは取捨選択をし、ベストと思うものを手元に残します。

都市間をつなぐには列車カードを使います。
つなげるのに必要なカードを入手していきます。
列車カードは8色あり、それぞれつなげるのに使える区間が異なります。
オールマイティなSLカードもあります。
最初はつなげられるよう列車カードを引いていくことになります。

プレイヤーは時計回りにアクションを行います。

アクション1.列車カードを引く
場に公開されている列車カードか山札から2枚引きます。
列車カードは何枚でも所有できますが、
引きすぎるとルートをその間に先取りされてしまうため、
ほしい列車カードを引くか都市間をつなげるかは考えどころです。

アクション2.都市をつなげる
路線に対応した列車カードを使います。
隣接した都市間にコマを置き、つなげます。
先に路線を取られると使えないため、つなげるタイミングも重要です。

新要素"フェリー"
海を渡る路線では、SLカードが必要になります。
つまりSLカードがないとつなげない路線が出てきました。

新要素"トンネル"
トンネルでできた路線をつなぐ場合、
必要な列車カードが増える可能性があります。

アクション3.目的地カードを引く
目的地カード用の山札から3枚引きます。
そのうち最低でも1枚を手元に残す必要があるため、
欲張りすぎてペナルティで自滅する可能性もあります。
引いたらすでに達成していたなんてことも。

アクション4.駅を建てる
都市に駅を建てます。
建てると目的地達成のために都市から伸びている他のプレイヤーの路線1つを使えます。
駅を建てると得点が減るため、建てないに越したことはありません。


下の画像は、プレイ中のボードです。
各々の思いが錯綜し、狙ったルートを迂回したりもしています。
ボードにコマが置かれてカラフルになっています。
プレイ中のボード


これらのアクションを繰り返し行なっていきます。
いずれかのプレイヤーのコマが2個以下になったら、
手番が一周した後ゲーム終了となります。

3.プレイの感想
得点にそこまで大きな差はつかないゲームと感じました。
どういう戦略でも結局はいい勝負になることが多く、
バランスが上手く調整されています。

最初に配られる目的地カードは同じ組み合わせはまずないので、
毎回違うプレイが楽しめます。
そういう意味では繰り返し遊べるゲームです。

以下の点で、ボードゲームの初心者に特に向いていると感じました。
・何をやるべきか分かりやすい
・ルールがシンプルで選択肢が少ない
・総合得点がゲーム終了時まで分からず脱落者を出しにくい、
・妨害すると自分が負けやすくなる(初心者は妨害を嫌いがち)



ボードゲーム紹介に戻る