2000.6.3 23:00 RHQ
「社長」
背後の声に、モニターから視線を離す。
「遼か」
「始まりますね」
遼は自分の横まできて、監視モニターをのぞき込む。
今はなんの変哲もない東門の風景。
「ヒデー平和維持軍……どれほどの実力の持ち主なのでしょう?」
「地獄組の実力と、これまで開催してきた大会での戦績。
……情報として、これだけでは足りないか?」
自分の言葉に苦笑する。今は同盟軍として共に戦ってきている。
しかし、いつまでそれが続くのか。
Dumbo解放戦線にしろ、まくんS軍(旧OKE無理矢理愛護同盟)にしろ、
Rindが同志として加わっていることが浮いているほどの実力の持ち主だ。
「司令。うさぎ帝国の四天王が、東門付近に戦線を展開しました」
「はじまるか……」
「ところで社長。こちらからは援軍を送らないので?」
苦笑した顔が、さらに歪んだのを自分でも感じた。
「私はお前とは違う。危険因子をわさづわざ導き入れることはしない。それに……」
……ヒデー軍の実力なら、助力なくとも突破するだろう。
「HPKFのヒデー司令より通信です」
機体がやっと完成したのでう軍討伐を兼ねてそちらに参ります。
場所は第三倉庫のどこかを選べばよいのですよね?
でしたらAブロックに陣を置きたいと思います。一番大きいし。
それでは。
HPKFの進出を妨げるべく、うさぎ帝国の四天王が立ちはだかる。
しかし同時に、まくんS軍とDumbo解放戦線が、同志であるHPKFを守るべく援軍を派遣。
この対決の行方はいかに!?
東門攻防戦は、予測不能の事態に突入した。
HPKFは無事第三倉庫Aブロックまでたどり着けるのか?